Xフォロワー1万人超えのアーティスト160人のアイコンを全部調べたら、ジャンルごとに正解がまったく違った

当ページのリンクには広告が含まれています。

「アイコン、何にすればいいんだろう」

Xを始めるとき、リニューアルするとき、一度はこの沼にはまったことあるんじゃないでしょうか。

顔写真?作品?イラスト描き下ろし?調べてみても「自分らしいものにしましょう」などなど..。

そこで今回、感覚じゃなくてデータで考えてみることにしました。

フォロワー1万人以上アート系Xアカウントを160人以上ピックアップして、アイコンの種類を全部分類してみたんです。

日本勢だけじゃなくて、欧米のイラストレーターやファインアート系画家まで含めて調べました。

結論から言うと、アイコンに「万能な正解」はないんですが、ジャンルや目的によってデータ的な最適解はちゃんと存在します。

自分がどのポジションで戦うかで、選ぶべきアイコンを探してみましょう。

えあにゃん

れっつご~。


目次

160人を調べてみた

対象はXでフォロワー1万人以上のアート系アカウント160人以上。

画家・イラストレーター・漫画家・VTuber・造形作家・版画家など、いろんなジャンルを含んでいます。

国籍の内訳は日本勢が約75人、海外勢が約85人(欧米イラストレーター系・欧米ファインアート系・東アジア系)。

アイコンはこの4種類に分類しました。

  • キャライラスト:自作のキャラクターや人物イラスト
  • アナログ作品:キャンバス絵・版画・水彩などをトリミングしたもの
  • 本人写真:自分の顔や姿の写真
  • ロゴ:文字やシンボルマークのデザイン

全体の結果:6割以上が「キャライラスト」

まず全体の割合から。

  • キャライラスト:約63%
  • 本人写真:約20%
  • アナログ作品:約14%
  • ロゴ:約3%

6割以上がキャライラストという結果になりました。

「やっぱりイラストが正解なのか」と思いたくなるんですが、ここで終わってしまうと話が単純すぎます。

この数字ってジャンルと国籍の内訳を無視した平均値なんですよね。

イヅミ シキ

分解してみると、まったく違う景色が見えてきます。


海外 vs 日本:「欧米」でもジャンルで真逆だった

ここが今回一番おもしろい発見でした。

最初、欧米アーティストは顔写真が多いというデータが出ていたんですが、よく考えたら調査の入り口がファインアート系画家のフォローリストだったんですよね。

つまりサンプルが偏ってた可能性がありました。

そこで欧米のイラストレーター・デジタルアーティスト系も追加調査しました。

結果、ジャンルによってアイコン戦略が真逆になることがわかりました。

欧米ファインアート系(油彩・水彩・版画など)

  • 本人写真:約75%
  • アナログ作品:約20%
  • キャライラスト:ほぼ0%

欧米のファインアート系、顔写真がめちゃくちゃ多いです。しかも適当なスナップじゃなくて、モノクロのポートレートや自然光を活かしたきれいな写真など、撮影に明らかに力を入れてるものばかりでした。

これは文化的な背景が大きくて、欧米のファインアート市場では「作家のパーソナリティそのものが商品」という考え方が根強いんですよね。個展販売や高単価作品の流通が主流だから、顔が見える信頼感・安心感が重要な役割を果たしてます。

欧米イラストレーター・デジタルアーティスト系

  • キャライラスト:約82%
  • 本人写真:約16%
  • ロゴ:約2%

同じ欧米でも、イラストレーター系になるとキャライラストが82%に跳ね上がります。

「欧米=顔写真」というイメージは、ファインアート系に限った話だったんです。

ゲーム会社・映画会社所属のコンセプトアーティストでも、本人写真を使っているのは一部で、多くはキャライラストかキャラ風の自画像を使っていました。

日本のイラストレーターと同じ「世界観で戦う」スタイルです。

えあにゃん

イラストだと変わるんだな~。

東アジア系(中国・台湾・韓国)

  • キャライラスト:約70%
  • アナログ作品:約20%
  • 本人写真:ほぼ0%

東アジア系は日本とほぼ同じ傾向でした。

アジア圏全体で「キャラ・世界観で認知を取る」文化が共通しているみたいです。

日本勢

  • キャライラスト:約70%
  • アナログ作品:約21%
  • ロゴ:約7%
  • 本人写真:約2%

日本勢の本人写真はたったの2%でした。

作風や世界観で認知を取るスタイルが圧倒的で、匿名性を保ちながら発信するという日本独特の文化がそのまま数字に出てます。

まとめるとこういう構図になります。

欧米ファインアート系は人で売る、それ以外のほぼ全員は世界観で売る


ジャンル別の傾向:漫画家と純粋芸術系では正解が真逆

漫画家

  • キャライラスト:100%

例外ゼロでした。キャラクターがそのまま名刺になるので、他の選択肢を選ぶ理由がほとんどないんですよね。

長年の連載がある大御所の漫画家でも、アイコンには自作イラストを使ってるケースがほとんどでした。

キャラ系絵描き・イラストレーター(日本・海外共通)

  • キャライラスト:約85〜88%
  • ロゴ:約8%
  • アナログ作品・本人写真:わずか

日本でも欧米でも、キャラ系イラストレーターはほぼ全員がキャライラストです。

ジャンルが同じなら国籍が違っても戦略が一致するというのは、なかなか興味深い結果でした。

ロゴ使用が8%いましたが、このロゴ勢をよく見ると商業実績あり・複数媒体展開・依頼受注型が確立してるアカウントばかりでした。

ロゴって「フォロワーを伸ばすための手段」じゃなくて、「すでに伸びた後のブランド整備」なんですよね。

フォロワーを増やしたい段階でロゴにするのは、ちょっと早いかもしれません。

純粋芸術系画家(日本)

油彩・日本画・水彩・ファインアートになると、傾向がガラッと変わります。

  • アナログ作品:約55%
  • キャライラスト:約25%
  • 本人写真:約10%
  • ロゴ:約10%

キャラ系の85%がキャライラストなのに対して、純粋芸術系では代表作トリミングが過半数

「作品のクオリティで語る」スタイルが主流です。

日本画家だけ絞り込むと、アナログ作品率が約75%まで上がります。

日本画は特に「作品の格=アカウントの格」という等式が強く機能してるジャンルだなと感じました。


アイコン種別ごとの効果と注意点

キャライラスト

一番の強みは「世界観の即時伝達」です。

タイムラインを流し見してるときに0.3秒で作風が伝わる。

色彩やタッチだけで「自分はこういう絵を描きます」って宣言できるのは、かなり強いんですよね。

データ上でも最も使用率が高く、日本・欧米・東アジアのイラストレーター系はほぼ共通してこの選択をしています。

向いてる人

キャラ系・SNS発信型・漫画家・デジタルイラストレーター

注意点は、絵柄を変えるとブランドが崩れること。作風が大きく変わる過渡期には混乱が生じることもあります。

あと、キャライラストを普段描かない画家がこれを選ぶ場合は、別途描き下ろしが必要になるというハードルもあります。

アナログ作品トリミング

「作品で語る」スタイルです。

技術力や世界観の強さが伝わりやすくて、ギャラリー感・アーティスト感が出やすい。

作品のビジュアルインパクトが強い人ほど効果を発揮します。

日本の純粋芸術系ではこれが主流で、特に日本画家では75%がこの選択をしています。

向いてる人

純粋芸術系・油彩・日本画・水彩・展示活動メインの画家

注意点は、人物像が伝わりにくいこと。

作品は見えても「どんな人が描いてるの?」がわかりにくいので、ファン化のスピードがやや遅くなる傾向があります。

ただし逆に言えば、「この一枚で世界観が伝わる」と確信できる作品があれば、これほど強いアイコンはないです。アイコンが作品の広告になります。

本人写真

信頼感と作家性のアップに一番効果的です。

「この人から買いたい」という気持ちは、顔が見えることで確実に強くなります。

イヅミ シキ

作家買いもわりとありますよね。

欧米のファインアート市場ではこれが標準戦略で、75%が顔写真を使っています。

ただし同じ欧米でもイラストレーター系では16%にとどまっていて、「顔写真=万能」ではないことがデータからわかります。

どのマーケットで戦うかによって、効果が変わってくる選択肢です。

向いてる人

欧米ファインアート市場狙い・写実系・個展販売重視・高単価作品の販売者

注意点は、顔を売る覚悟が必要なこと。匿名性はなくなります。

日本のSNS文化では顔写真アイコンが「一般人感」を出してしまう場合もあって、アート性の演出という意味では他の選択肢に劣ることもあります。

ロゴ

洗練されたブランド感・商業感が出ます。

全体で約3%とかなり少数派ですが、使っている人はほぼ全員「すでに認知が確立した後」のアカウントでした。

フォロワーを増やす段階では親近感が下がりやすくて、正直あまりおすすめできません。

ブランドが確立してから整備するもの、という順番が自然だと思います。

まとめ:「何者として戦うか」を決めてからアイコンを選ぶ

160人以上のデータを見てきて、アイコンって「好みで選ぶもの」じゃなくて「戦略で選ぶもの」だなと改めて感じました。

キャラ系・漫画系ならキャライラスト一択に近く、日本の純粋芸術系画家ならアナログ作品のトリミングが主流。

欧米ファインアート市場を狙うなら本人写真も有力な選択肢。ロゴは認知が確立してから、という順番が自然だと思います。

今回わかった一番大事なことは、「欧米でもジャンルによって戦略は変わる」ということです。

欧米イラストレーターはキャライラスト82%で、日本と同じ戦略を取っています。

イヅミ シキ

ジャンルによってかなり変わるよね。

ひとつだけ条件があるとしたら、アナログ作品をアイコンにする場合は「この一枚で0.3秒で世界観が伝わる」と確信できるものを選ぶこと。

作品は強いのにアイコンが弱い、というのは選ぶ一枚を間違えてるだけのケースがほとんどです。

アイコンって、プロフィール欄の中で唯一タイムライン上でも常に表示され続けるビジュアルなんですよね。

リプライするたびに、投稿するたびに、誰かに見られます。「この一枚で何を伝えるか」、自分のジャンルと照らし合わせながら考えてみてください。

イヅミ シキ

アイコン選ぶもぜひ戦略的に..!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次