モルフォ人体デッサンって初心者には難しい?実際に読んでみた【教本レビュー】

i-MY(あいまい)

皆さまこんにちは、お絵描き楽しんでいますか?

モルフォ人体デッサンは、おすすめのイラスト教本としてよく知られていますよね。

これからイラストを始めようという方に向けて、実際にこの書籍が初心者に向いているのか個人的な感想を話していきたいと思います。

この記事はこんな人におすすめ

目次

モルフォ人体デッサンとは?

名前の通り、様々なデッサン例が載せられており筋肉や骨の名称,働きなどの解説もされています。

因みにモルフォとは?

モルフォというのは蝶々ではなく形態学的という意味でモルフォロジーから来ているようです。

形態学(けいたいがく、独:Morphologie、英:Morphology)とは、生物の一分野であり、生物の構造と形態に関する学問。 形態学的記述では、主に、生物の器官や組織の肉眼的・可視的な特徴を得る。

Wikipedia引用

この3つは、イラストを始めるに当たっておすすめと言われている言わずとしれた名著です。

モルフォ人体デッサンは初心者向き?

ここからは、個人的な体験と実際に読んでみて得た感想を語っていきたいと思います。

i-MY(あいまい)

私はイラストを始めた当初、モルフォシリーズをまとめ買いしました。

買ったのはこちらの三冊。

箱と円筒で描く
手と足を描く
モルフォ人体デッサン

絵を頑張る!と意気込み、合計6000円程の参考書を購入した結果..。

上達はおろかすぐに飽きて一ヶ月も経たないうちに放置することに。

なぜそうなってしまったのかは以下の通りです。

  • 解説が難しい
  • リアル寄りのデッサンでやる気が続かなかった
  • 模写に飽きた

面倒臭がりで要領の悪い飽き性な私には、モルフォ人体デッサンの堅苦しめな解説やリアルなデッサンの絵が好きになれずすぐに飽きてしまいました。

初心者におすすめしたいかというと、個人的にはNOです。

その理由をもう少し掘り下げて語っていこうと思います。

初心者には解説が難しい

イラストを始めたばかりの初心者の方がモルフォ人体デッサンを読んで、簡単に内容が理解出来るのかというとそれは難しいと思います。

例えばこちらの解説。

腋窩壁(脇の下)の後部が、上腕の二つの主要筋肉である上腕二頭筋(1)と上腕三頭筋(2)の間に入り込んでいる様子を描いている

箱と円筒で描く

どうでしょうか?

もちろん、理解できる方もいると思いますが少し分かりにくいなと思った方もいると思います。

初心者の場合、骨や筋肉の名称などは知らない方が殆どです。

その為パーツの知識がないとどこを指しているのかも曖昧になりがちに。

パーツごとに数字が書いてあり、数字ごとに骨格や筋肉の名称が載っていますが正直こちらも初心者にとっては分かりにくいかと思います。

なぜなら、色分けなどがされていないので細かい部分は特にあやふやになりがちです。

デフォルメの仕方が学びにくい

デフォルメ(簡略化)というのは、イラストを学んだり上達する上で非常に大事なポイント。

特に初心者はこのデフォルメを学ぶ作業がとても重要なのですがモルフォシリーズではこの”デフォルメの仕方”が学びにくいです。

通称箱モルフォと呼ばれる箱と円筒で描く モルフォ人体デッサンでは、多少デフォルメの方法を学ぶことが出来ます。

しかし、初心者にはもう少しやさしい参考書の方が理解のスピードが速まるのではないかと思います。

模写が大変

上で紹介したように、デフォルメを学ばないまま模写を行うとバランスが取りにくく時間が掛かってしまったり複雑でとっつきにくいといった状態になってしまいがちです。

私自身、模写を必死に頑張っていたのですがかなり難しく挙句に飽きるという何とも不甲斐ない結果に陥りました。

個人的な意見ですがモルフォ人体デッサンで模写をしまくるという方法は特にイラストを始めたばかりの方にとってあまり良い方法ではないのではないかと思いました。

もちろん、モルフォ模写自体に上達効果があると思いますし正しい模写のやり方をすれば画力はぐんと伸びると思います。

ですが、最初からこちらを模写するのはこれまでの経験的に効果が半減してしまうのでは?と感じます。

初心者の方はライトな教本の方が上達が早いかもしれません◎

まとめ:良書だが初めの一冊としては不向き

モルフォシリーズは良書ではありますが、始めてイラスト本を買うという場合にこちらを買うのはおすすめしません。

上達のスピードをあげるには難易度の低いものから徐々に上げていくことが一番の近道だと私は思います。

ルーミスの優しい人物画(こちらも難易度は高いですが..)などで顔の描き方や比率などを学んだうえで模写をする方が効率がいいです。

もっといえばそれよりも簡単な教本から入ってモルフォシリーズを買う方がかなり役に立つのではないかと思います。

初心者向けのライトな教本

おすすめ理由
  • 初心者向き
  • 飽きない工夫
  • 分かりやすい説明

そして、基礎や基本的な事(どの本にも共通している書かれている大事なポイント)を学べたり簡略化の仕方を覚えたりも出来るので上達スピードも速くなると思います。

モルフォ人体デッサン初心者向けというよりは一通り基礎を学び終えた上での補填や補強に近いものかなと感じました。

なので、初心者からステップアップする!という時などに役立つ本だと思っています。

i-MY(あいまい)

ここまで読んでくださりありがとうございました。皆様の参考になれば嬉しいなと思います。

えあにゃん

また遊びに来いよ~。

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