模写は得意なんですが、オリジナルが全然描けません..。
あ~分かる、分かる。私もそうだったよ。
何かいい案はありますか?
あるよ!じゃあ、今回は私が描く中で見つけた脱出策を話していくね。
模写は得意、でもオリジナルは…
模写はほぼ完ぺき、なのに参考写真がないと何も描けない..。
そのせいで写真通りの絵しか描けなかったりオリジナルが苦手だったり。
特に白紙の状態だと何も描けないのはすごく落ち込んでしまいますよね。
参考写真を見ながら描く、のと見た通りにしか描けないのは大きく違ってきます。
特にプロの方は資料を見ながらも個性を出したオリジナルの絵をすらすら描いていますが、今回は少しでもその状態に近づけるような方法をご紹介していきたいと思います。
ぜひ最後までみてってね。
オリジナルが描けない理由は?
まず、オリジナルが苦手なのは大まかに3つの原因があります。
- 線を追うだけの模写になっている
- 描きたいものがない
- 構造が分かっていない
じゃ、詳しく解説していくぞ~。
効果的な対処法
構造を意識しながら模写をする
先ほど挙げたように、『線を追うこと』に意識を取られてつい構造への意識を忘れてしまうケースは多々あります。
この場合、模写はかなり上手く描けるのにオリジナルは全然描けない状況に陥りやすいです。
見たままを描くスキルはアップしますが構造の意識が少なく角度や一から描く場合いに苦戦することもしばしば..。
模写をする場合は、体の構造や奥にある部分も意識してみると良いですね。
また、模写≠綺麗にコピーする事ではないので模写そのもの考え方や捉え方を変えてみる事がおすすめです。
模写は元となる作品の良さを吸収し、いかにして自分の絵に転用できるかを学ぶ方法でもあります。なので線を追うばかりではなく比率や描き癖などを観察することが重要。
模写の効果的なやり方や正しい方法などを解説しているので、良かったらこちらもぜひ読んでみてください◎
あわせて読みたい
クロッキーで定着の確認
線を追う模写の場合、構造への意識不足の他にもう一つ問題があります。
それはズバリ定着不足。
試しにクロッキー模写をした後に今度は見ないで描いてみてください。
そうすると、多くの方は描けないことに気づくと思います。
特に、『どう描いていいのか分からない!』という場合がとっても多いです。先ほど模写をしたのにアレ、さっきのポーズどうやって描いたっけ..?なんてことも。
線を追っているとそっくりに描く事に気を取られて肝心の比率や流れを忘れてしまう事が多いです。
もう一度見ないで描く前提で覚えると定着力も上がって資料なしでもある程度描けるようになってきます。
因みに教える前提で覚えると更に定着力がアップするみたいだよ。
お題箱の活用
描きたいものが分からない、なんて方におすすめなお題箱。
これを活用することで想像を働かせイラストを描く練習が出来ますし、一から描くのが苦手な場合の手慣らしとしても使えます。
色々あるけど使いやすいお題箱はこの4つ!
- 一枚絵単語お題メーカー
名前要らずで簡単なお題を作成してくれます。お題内容は服装/持ち物/表情/場所 - ポーズ練習ったー
ポーズやアングル、性別の指定をしてくれます。動きや角度の練習におすすめ。 - 今夜の鬱語り
CP/創作/二次創作向け。仄暗い病み系のお題で恋愛系が多め。 - この台詞を使って一コマ漫画を描く!
創作から二次創作まで。ストーリー性のあるイラスを描きたい方向けのお題。
診断メーカーの場合は、日替わり結果が多いので同じキャラを診断する場合は少し名前を変えて診断するのがおすすめです。(例:カービィの場合/カービィ./カービィ。など)
お題を自動で作成してくれるので、描きたいものが浮かばない時に役立ちます◎
オリジナルのお題を作ってみたいやつは下の解説記事も読んでみてな~
上級編
最初は見ずに想像で描く。(定着チェック)
参考資料を見ながら描けないポーズや装飾などを描く。
手の位置や動きの違う似たポーズをいくつか描く。これによって同じポーズでも色々なパターンの絵を描くのが得意になります。
最後に何も見ないで軽くイラストを描いてみる。
ここまで出来たらもはや敵なし!
角度を変えキャラを描く
模写した場面を別の角度から描いてみるのも効果的です。
こちらは少し難易度が高めのやり方ですね。
例えばこちらのイラストの場合。
こちらを向いてるイラストですが、少し手のポーズを変えたり顔の向きを変えて描いてみるのも効果的です。
難しいのでピンタレストなどを活用して組み合わせるように描くとより上手く描けるようになってきます。
もし慣れない時は次に紹介するお題箱の方法を試してみてね。
頭の中でシュミレーション
そもそも描き方が分からない場合、全体の描き方が分からない場合もあります。
一つ目に挙げたように線を追ってしまう方は『一から描いてみて』と言われるとさっぱり分からない..という状況になりがちです。
その場合は絵画でもイラストでも、もし自分がこの絵を描くならどのように描くかを詳細まできっちりイメージしてみる方法がおすすめ。
もし、途中でつまったり想像出来ないようであればそこが弱点&苦手である可能性が高いです。
その部分を改善したり、絵を見る際にシュミレーションしてみるとより実際の絵を描く際にも思ったように描くことが出来ます。
まとめ
オリジナルが描けない大半の理由は、定着が弱いこと&描きたいものがないことが殆どです。
その時は描けるのにすぐに忘れてしまう場合は長期記憶に保存されていないことが原因かもしれません。
何度も繰り返し描いたり説明しながら描く事で短期記憶から長期記憶に移行され何も見ずともポーズを描くのが簡単になってきます。
もちろん、何も見ずに描く事が素晴らしいという訳じゃないよ。参考資料はよく見てね。
描きたいものを見つけたり似たポーズをいくつか描く事で定着率も上がっていきます。最初はめげそうになるかもしれませんが、ぜひ頑張ってみてくださいね。
ここまで読んでくれてありがとうございます。私も頑張って一緒に頑張ってみるね。
んじゃ早速いくぞ~!
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