【比較癖を卒業】絵が下手で病む!人と比べる癖を治したら絵を描くのが楽しくなった

Twitterやpixivで自分より何倍も上手い絵を見た時、何万いいねがついているイラストを見た時、あるいは相互の絵師仲間の成長を見た時などついつい比較してしまう方は少なくないと思います。

えあにゃん
PinterestやらInstagramなんかも世界中からぶっ飛んだ画力のイラストがアップされるよな~。

私は元々、重度の比較癖がある絵描きでした。

しかし、最近はその状態から抜け出し絵を楽しんで描く事が出来るようになったのでその方法や経緯などもお伝えしていきたいと思います。

目次

他の人と比べて思わず病んでしまわない為に

比較は簡単に不幸を作り出す

これは絵に限った話ではありません。

日常生活において、人は何かと自分と他人の優劣もしくは差を気にしてしまいがちです。

学歴や年収、フォロワーの数、顔の良さやスタイルなどなど。

誰かと比較をするというのは簡易的に不幸を作る状態といっても過言ではありません。

「私よりも画力がないのにいいねがたくさんついている」

「自分より絵が上手い年下のイラストは見たくない」

「フォロワーの数が私より少ないのに沢山反応を貰っている」

「美術専門学校卒で絵が桁違いに上手い」

「こんなに絵が上手い人たちがいるなら自分なんて描く意味がない」

このように誰かと自分を比較すると次第にメンタルが不安定になり、無気力感や自分の価値を見失うといった悪循環に陥ってしまいます。

こうなると絵を描く事も楽しくなくなってしまいますよね..。

実際に私もTwitterで上手い絵を見ては、絵を描く気が削がれてしまったり、自分の絵が気持ち悪く感じてしまったりしていたのですが今ではそれらのイラストを見ても全くメンタルのブレはありません。

今回、少々長くはなりますがどうぞ最後まで読んでみてくださいね。

比較には大体4パターンある

個人的に比較パターンを4つに分けてみました。より詳しく説明するとこんな感じになります。

上を見る(+感情)

自分より上のレベル、実力や画力のある絵師と比較する。

嫉妬する(+感情)

怒りや嫉妬の感情を抱く。攻撃的、批判的になる事も。

下を見る(ー感情)

自分より下手な絵師やいいねなど反応の少ない絵師と比較して優越感に浸る。

落ち込む(ー感情)

価値を見失ったり、また自分の絵に嫌気が差す。劣等感を抱き自分のレベルの低さに目がいく。

+感情と書いていますが、こちらは単純にポジティブという意味ではなく怒りや攻撃性など外側へ感情を向ける、といった意味合いで炎のようなイメージで捉えて頂けると分かりやすいかもしれません。

反対に−感情というのは、内に向かって、また下に向かって感情を向けるイメージです。

i-MY(あいまい)
私の場合は上を見る×落ち込むタイプでした。

ここは個人差がありますが、今回は私自身の体験を例に話していきたいと思います。

上を見ても下を見てもキリがない

上を見ること自体は向上心や上達に繋がるなどもちろん良い影響もあります◎

ですが、上手い人と自分を『比較』すると徐々に劣等感に苛まれたりしまいには自分の価値が分からなくなってしまったり悪い影響が出てくることも少なくはありません。

Twitterやpinterestなど見る方も多いかと思いますが、クオリティの高いイラストが世界中から寄せられ発信されています。

そんな世界中の『プロ級』の絵描きと自分を比較したら、当然相手が圧倒的に上手いんですよね..。

そうなると「私は下手だ」「自分の絵が気持ち悪い」「才能がないんだ」と滅入ってしまう事もあり悪影響が出る事も。

他人との比較ではなく過去の自分と比較する

よく自己啓発本などで横の軸ではなく縦の軸を重視しようと言われますが、他の絵描きと背比べをするのではなく自分がどれだけ背が伸びたのか(=過去に比べてどれだけ成長できたのか)を重視する事が大事だと思います。

えあにゃん
いやいや、それが出来てたら比較癖で悩んでないだろ~?
i-MY(あいまい)
そうだね、じゃあ早速実際に私が治せた方法の話に入ろっか。

比較癖を治した具体的な方法はコレ!

自分の描いている絵に集中する

とにかく自分の絵に集中する事で比較癖を治すことが出来ました。

今、描いている作品や絵そのものに没頭して描く事で『今、ここ』に意識が向き他の事に気を取られることがなくなりました。

羨むのではなく尊敬する

『良いなぁ、羨ましい』から『凄い!どうやって描いたんだろう?』を口癖にするだけで嫉妬から尊敬に変わり比較ではなく純粋に作品そのものを見る事が出来るようになりました。

嫉妬をしている状態というのは本当の意味で作品を見る事が出来ません。

しかし、尊敬を持ってみると細部までよく見ることが出来るんです。

例えば上手いライバルの絵と尊敬する師匠の絵があったとしたら後者の方が曇りのない心で見ることが出来ますよね。

『ここはどう描いたんだろう?』『こうした構図を使っているのか』など、自分もそれを参考にしようとよく見ようとすると思います。

ですが、比較しているライバルの絵を見る際は上手い所をあえてスルーしたり粗さがしをしてしまったりしてしまう事も多いかもしれません。

人と自分を比較する事って、実はとっても苦しいことなんです。辛い気持ちで絵を見るより、まっさらな状態で絵を見るほうが楽しく感じますよね。

SNSは見たい時に見たいものだけ

特にTwitterなどタイムライン上で沢山のイラストが流れてくる場合が多いですが、上手い絵をずっと見続けているのは疲れてしまうと思います。

比較癖で悩んでいる方ほどその影響は大きく出てしまいますし、悪循環になる事も少なくありません。

恐らくこの記事を読んでいる皆さんは、自分の絵に自信を持てない方や純粋に絵を楽しむ事が出来ないという方も多いと思います。

その為、自分の意志で見るもの見ないものを決める事が大事です。

タイムラインのような外から勝手に流れてくるものは、比較癖が治るまで避けるのがベターでしょう。

私はスマホのTwitterアプリをアンインストールして、PCのブラウザ上から見るようにしたら段々興味を薄れ無駄にだらだら見てしまう事がなくなったので依存気味の方にもお勧めです。

色んな良さがある事を知る

『上手い絵』は沢山ありますが、その上手さというのは沢山の種類があります。

例えば、日本で人気のモネの作品。ジブリの作品。戦闘漫画の作品。自分が好きな推しの作品。全て系統の違う絵ですがそれぞれに良さがありますよね。

厚塗りやアニメ塗り、リアリズムやデフォルメ。病みをモチーフとした絵から希望が湧くような絵。色んな絵があります。

加えてメッセージ性の強さやギャグセンス、はたまた世界観など。良さというのは単に『上手い・下手』だけではなく多岐に渡る多様さがあります。

自分の絵にもきっと多種多様な『良さ』の何かが含まれている筈です。

上手い下手という単一なものに囚われず、いかに沢山の良さがあるのか知る事で多面的に柔軟に考える癖がつくと思います。

特に世界の名画と呼ばれる絵画も、線を書き殴っただけのものやもはや人間の形を留めていない人物画など数多くあります。

しかし、それを素晴らしく感じ認める人々がいるから名画と呼ばれているわけです。

ジョアン・ミロの「Peinture」

もし、絵の下手さに囚われ他人との比較で悩んでいる方はそういった名画を見る事で固定概念を壊しもっと自由に絵を描けるかもしれません。

i-MY(あいまい)

『絵が上手いより大事なこと』という本も凄くおすすめです◎

えあにゃん

一問一答形式で読みやすいぞ〜。

まとめ:熱中こそが楽しみを生む

『事実を知れ 事実を抱き締めよ。すべての基本は熱中である。そして、熱中は純真な心から生まれる』

エマーソン

『天才の産み出すものは、すべて熱中の産物に違いない』

ベンジャミン・ディズレーリ

『人生の最上の財産は彼の足元にある』

ホーソン

他人に気を取られる事無く、今自分のしている事に熱中する事。そして、楽しむ事。

それによって私は比較癖がなくなり絵を描く事が好きになりました。

皆さんも是非自分の今描いている絵に目を向け、熱中してみてくださいね。

i-MY(あいまい)

どうかこの記事が皆さんのお役に立ちますように。ここまで読んで頂きありがとうございます。

えあにゃん

あるものに目を向けることが大事だな~。

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