いつも塗りをするときに色がうまく作れなくてストレスです..
うんうん、混色って難しいよね。
そうなんです。色がバラバラだったり今塗ってる色がよくわからなくなったり..。
混色迷子になっちゃう場合には、ゾーンパレットから始めるのがおすすめだよ◎
この記事で分かること
- ゾーンパレットを使った混色のやり方
- 混色が苦手な方に向けた解決法
- 肌塗りの簡単な混色
ゾーンパレットとは?
ゾーンパレットはその名の通りAnders Zornという画家が使っていた限られた色で描く方法です。
別名、限定パレット(リミテッドパレット)と呼ばれ特に初心者の方に向いています。
- 色数が少なく混色の際の混乱を避けられる
- 色にまとまりが出る
- 彩度や明度を調整しやすい
自身の肖像画に描かれてるパレット部分をよく見てみてね。
お、ゾーンパレットで描いてるな~。
混色見本
これはあくまでも見本かつ一部の色だから、実際はもっと多くの色合いを柔軟に作れるよ◎
特に肌塗りに必要なベージュ系や肌色を作りやすく、人物画にも向いています。
カドミウムレッドを多めにすると、ピンクっぽい肌が作りやすくイエローオーカーを多めに使うとベージュっぽい肌色を作ることが出来ます。
青がないのはなぜ?
色の三原色といえば『赤・青・黄色』の3つですよね。
特に初心者向けの講座を見るとたいていの場合、ウルトラマンブルーやカドミウムレッド、カドミウムイエローを使う場合が多いです。
けど、ゾーンパレットには青がないよな。緑もどうやって作るんだ?
実はね、この中にあるんだよ◎
意外に思えるかもしれませんが、アイボリーブラックは白を混ぜると青みを帯びた色に変化します。
顔料の種類にもよりますが黒の絵の具は青紫や青みを帯びていることも多く一見黒に見えている色も白を混ぜる事でより本質の色がみえてきやすくなります。
画材屋さんとかで混色見本を出してるのはそのためでもあるよ。特に暗い色は本来の色がとても分かりにくい..
アイボリーブラックをチタニウムホワイトと混ぜ合わせ青を作り、イエローオーカーと混色して緑を作ることも可能です。
初心者におすすめの理由
- 色数が少なく混色の際の混乱を避けられる
- 色にまとまりが出る
- 彩度や明度を調整しやすい
初心者に多い混色や塗りの失敗としては、『途中で迷子になる』『色がバラバラ』などの理由があります。
絵の具セットのように12色をいっぺんにパレットに出すと高確率でどの色をどう混ぜるべきかが分からなくなってしまう事も。
特に、『彩度の高い綺麗な色』が落とし穴に..!
初心者によくある傾向としては、実際(参考資料)よりも彩度の高い色を使う事が多いです。
フタロブルーやマゼンタなどの着色力や彩度が強い色はとても『綺麗』ですが使いこなすのはかなり難しいんですよね。
ゾーンパレットは彩度が上がり過ぎず、それに加えて色数が少ないことにより微妙な色合いの調整をすることが出来ます。
ゾーンパレットのデメリットは?
鮮やかな青や緑が作りたい場合には、他の色を追加で足す必要があります。
とはいえデメリットはほとんどないかな。
まとめ
アナログでの色塗りが苦手な方にはぜひゾーンパレットから始めてみるのはいかがでしょうか◎
また、混色のコツは見本表を見るだけではなく実際に自分で混色してみる事がかなり重要なポイントです。
混色を全然覚えられなかったけど、混色表を作ったらばっちり覚えられました。これでかなり色塗りが楽になりましたね。
そして、ゾーンパレットになれたら一色ずつ足していくと混色をコントロールしやすいのでおすすめです。
油絵や水彩以外でも使えるから試してみてね◎
この前お前のリップで混色表作ったぞ。
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