油絵の始め方や初心者におすすめの道具など分かりやすくご紹介!

目次

これから油絵を始めたい人に

油絵というと、ちょっぴり難しいイメージですよね。

今回はこれから油絵を始める初心者さんに向けて、必要な道具や注意点など難しい言葉を使わず簡潔に解説していきたいと思います。

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初心者さん必見◎

油絵を始めるための費用は?

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道具によって価格の差はありますが大体2万~ほどで始める事が出来ます。

最初は安く済ませたい!という方に向けて、おすすめの油絵セットやキャンバスなども後ほどご紹介。

自宅で学ぶための油絵の基本準備

油絵の画材には、人体に有害な物質が含まれたものなどもあるので換気がとても大事です

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用途を守って使用すれば問題ありません◎

窓を開けたり、なるべくペットが入らない部屋を用意するのも需要。

その他、筆洗油(ブラシクリーナー)などの臭いがキツいので匂いに敏感な方がいる場合も部屋を分けて描くのがおすすめです。

初心者向けの油絵具と道具の使い方

油絵に必要な基本的な道具は?

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必須の道具や画材はこちら!

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ペーパータオルやウエス(布)は百均でOK!

その他、あると便利な画材もピックアップ◎

道具や画材の説明

揮発性油とは?

主に下絵や描き初めに使うもので、その名の通り揮発(空中に蒸発する)性質の油です。その為、定着が悪く揮発性油のみで描く事は出来ません

その他、描き途中に筆を洗う役割としても使えます。

種類は植物性のテレピン、石油系のぺトロールが基本。

それぞれ特徴があり、テレピンは溶解力や匂いが強くぺトロールは透明で溶解力はおだやかです。

匂いに敏感な方や初心者さんにはオドレス(無臭タイプの)ぺトロールがおすすめ。

ペインティングオイルとは?

描きやすいようにあらかじめ調合された画溶液です。

通常、油絵は揮発性油(下絵)と乾性油(定着)の二つを使い段階ごとに比率を変えていきます。

乾燥促進剤や樹脂、揮発性油や乾性油などがブレンドされているので初心者さんにおすすめです。

これ一本で十分描けますが、揮発性油も+で用意しておくのがおすすめです。

どんな筆を選ぶべき?

油絵具は、他の画材と比べ重みがあるので硬く安価な豚毛がおすすめです。

豚毛はナイロンやその他柔らかな毛質の筆に比べて絵具が筆に乗りやすく厚塗り、またキャンバスに描いた時の筆に掛かるダメージが少ないです。

逆にぼかすときには、馬やナイロンなど柔らかな毛質の筆が使いやすいです。

ペインティングナイフとは?

色を混ぜ合わせる際に使ったり、テクスチャーや厚塗りをする時にも使えます。

ペインティングナイフのみで描く事も可能◎

筆洗油(ブラシクリーナー)とは?

筆を洗う時に使います。

描き途中も使えますが基本的には絵を描き終わった時に使用するのがおすすめ。リンスが入ったクリーナーや無臭タイプのクリーナーなどもあります

初心者におすすめの油絵キット

ばらばらに買うのはちょっと面倒..という方におすすめの油絵セットをご紹介!

ホルベインは日本の大手画材メーカーで、品質が良く安心感のあるブランドです。

価格は手頃で、油壷(画溶液を入れる容器)もアリ。

筆洗器がないので別途ガラス瓶が必要ですが、家にあるという方はそちらで代用してみてくださいね。

値段をなるべく抑えたいという方におすすめです。

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こちらは全ての道具が揃っています◎

筆洗器やキャンバスなどもついていて、買い足す必要なく描き始める事が出来ます。

絵具やオイルはホルベイン、その他キャンバスなどは夢画材(画材メーカー)オリジナルの商品です。

直ぐに描き始めたい方におすすめです。

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こちらはヴァン・ゴッホ(ブランド名)の油絵セットです。

ヴァン・ゴッホの絵具は発色が良く伸びがいいので、初心者さんにおすすめです。

こちらの絵具は40mlなので、通常の絵具よりサイズが大きいです。その為いっぱい描きたい方にもおすすめですね。

コスパ良く揃えたい方におすすめ

とにかく安く揃えたい!という方におすすめの代替品や画材を紹介します。

  • キャンバス⇒スケッチブック
  • 絵具セット⇒単色買い
  • 絵皿や筆洗器⇒小皿やガラス瓶

キャンバスをコスパ良く

Amazonや画材屋さんで、キャンバスを買うと1枚500円~と少々お高めです。

ダイソーの100円キャンバスは練習や初めて描く際に最適です◎

また、スケッチキャンバス(紙)であればキャンバスに比べより安く沢山描く事が出来てかなりおすすめ。

値段¥1779
枚数30枚
サイズA4

こちらは1枚約60円で描く事が出来ます。

紙なので裏表描く事が出来、最安で1枚30円で描く事が可能◎

油絵を練習したい方や、キャンバスを買うのはコスパ的にちょっと億劫..という方にかなりおすすめです。

単色買いでコスパ良く

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コスパを求めるなら大きいサイズを単色買いで!

主要色(赤.青.黄.+白)はかなり減りが早いので大きめのサイズを買っておくとかなり割安になります。

Amazon価格¥1650
容量200ml
ブランドWindsor&newton

通常、絵具は20ml/300~500円程度で1mlあたり20円ほど。

しかし、こちらの大きいサイズであれば1mlあたり8.3円。

世界堂(オンライン画材サイト)では、1155円なので最安1ml5.8円で描く事が出来ます。

容器は身近なもので代用

筆洗器や絵皿などは、ガラス瓶や食器用の小皿で代用が可能です。

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油絵で使った小皿は飲食NG!

ダイソーで売られているこちらの蓋つきのボトルが優秀でおすすめです。

こちらの店舗は200円の大きいサイズしかなく、実際私が使用しているのは100円のより小さいものです。

実際に水を入れて、逆さまにしてみましたが全く中身はこぼれず。

密封性がとても良く、見た目もスタイリッシュでおしゃれ◎

油絵制作のための基礎知識

初心者に向けた油絵の描き方の順番

描き方は、様々ありますがオーソドックスなのはおつゆ描きで薄く下書きをした後暗部から描きこんでいく方法です。

おつゆ描きとは?

揮発性油(描き始め用)を使い、薄く溶いた絵具で下描きを行うことです。

お悩み相談者

鉛筆や木炭じゃダメなんですか?

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もちろん、鉛筆で描いた下書きを転写したり木炭をフィキサチーフで定着した上に描く事も出来るよ。

実際、私は鉛筆の下書きを転写していますが主流はやはりおつゆ描きです。

鉛筆などとの違いは下準備(転写)などの作業を減らせる点や木炭などが滲んで色が濁らないという点です。

但し、おつゆ描きの場合一発描きのような形になるので複雑な絵を描く場合エスキース(下書き)を予め用意したり鉛筆で描いた下絵を転写することが多いです。

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事前に決めた簡単なスケッチや下絵のことをエスキースって呼ぶよ。

転写方法はこちら

鉛筆を使った転写

描いた絵の裏を鉛筆で染め、カーボン代わりにして転写を行う方法です。

手軽なのでよく行われる転写方法ですね。

詳しいやり方はこちら

カーボン紙を使った転写

転写用のカーボン紙を下書きとキャンバスの間に挟み、転写する方法。こちらもポピュラーですね。

油絵具を使った転写

あまり、馴染みはないですがカーボン紙や鉛筆の代わりに油絵の具を転写材として使う方法です。

少し手間は掛かりますが鉛筆などより色が濁りにくいメリットがあります。

詳しいやり方はこちら

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ただし、準備がちょっと面倒なので初心者さんにはあまりおすすめしません..。

プロジェクターを使った転写

デジタルで描いた絵や写真を転写したい方におすすめの方法です。

プロジェクターが必要になってきますが、大型の作品やデジタルで下書きを描く方にはこれが一番やりやすいと思います。

おすすめ /

やり方は簡単で、プロジェクターを使い下書きをキャンバスに映してその上から線をなぞる方法です。

詳しいやり方はこちら

アナログ描きにおすすめ!プロジェクターを使った転写方法を解説

その他、下描きはアクリルで描く事も出来ます。

その場合は完全乾燥まで3日を目安に置くのがベター◎

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初心者さんにおすすめの描き方の流れはこちら!

STEP
下描きを転写もしくはおつゆ描きで描く
今回の支持体は紙のスケッチブックです。
おつゆ描きはこんな感じ
STEP
暗部を塗る
STEP
中間色を塗る
STEP
明部&ハイライトを塗る
STEP
仕上げ

乾燥時間や方法

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乾燥時間は季節や温度によって異なります。

えあにゃん

ちなみに色によっても変わってくるぞ~

時期や絵具を盛る厚さ、色などによって乾燥時間はかなり変わってきます。

画材メーカーの松田公式ホームページによると乾燥時間は以下の通り。

油絵具の乾燥時間は、塗った絵具の厚さで違います。キャンバスの織り目がはっきりわかるような薄く塗った絵具が1日(24時間)で乾く(表面乾燥)とすれば、織り目が隠れる程度の厚さでは、2~3日かかります。また、絵具を盛り上げた厚塗りの場合は6~7日かかります。

MATUDA ホームページ

下描きや下塗りで使われるバーントアンバー(赤茶)は乾燥が早く、チタニウムホワイト(白)は乾燥が遅いなど。

絵具のチューブ裏に記載されているので、色ごとに知りたい!という方は是非見てみてくださいね。

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チューブには乾燥時間以外にも堅牢性(丈夫さ)や有害性、透明か不透明などの情報も載っています。

あったら便利

速乾性メディウムを使うと油絵の乾燥を短縮することが出来ます。

乾燥時間の短縮!速乾メディウムの乾燥時間や使い方を解説

その他、基本的にイーゼルに置いたまま乾かします。夏場は特に直射日光を避けてくださいね。

油絵の注意事項

ここに注意!
  • 換気は必ず行う
  • 筆を拭いたペーパータオルはそのまま捨てない
  • 筆は一日の終わりにしっかり洗浄

換気は必ず

先にもご紹介した通り、油絵には有毒性があるので換気をせずに使用すると揮発(蒸発)した気体が人体に悪影響を及ぼすのでしっかり換気は行いましょう。

特に締め切った狭い部屋での作業は要注意。

その他、油絵で使用した器での飲食や絵具の付いた手を舐めるなどの行為も危険です。

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ただし、正しく使えば特に問題はありませんので過度に心配する必要はありません◎

使ったペーパータオルの捨て方に注意

揮発性油やシッカチーフなどは、高温によって自然発火の恐れがあります。

そのため、それらが染み込んだペーパータオルをゴミ箱に捨ててしまうと紙同士の擦れや蒸発する際の微量の熱で最悪の場合火事になってしまうかもしれません。

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特に、夏場35度を超えると一気に危険が高まります。

予防策としては、直接ゴミ箱に捨てずビニール袋に入れ終わったら水に浸し密閉して捨てるのが最適です。

そして、溶剤の瓶なども夏場は特に直射日光の当たらない陰においておくのがおすすめ

筆の洗浄はその日の内に

油絵は、乾燥がゆっくりなので製作にも他の画法に比べ時間がかかります。

まだ途中だし..とつい筆を洗い忘れて放置することがよくあるのですが油絵は特に一度固まると落とすのが大変なのでその日の終わりになるべく洗うようにしましょう。

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特に3日以上筆を使わず放置した場合、洗うのがかなり大変です..。

えあにゃん

その日の終わりに洗うのが鉄則だな~。

まとめ

以上、初心者さんに向けた油絵の始め方でした。

油絵は少々始めにくかったり、なんだか面倒..という部分もありますがこの記事がそんなお悩みに役立っていたら幸いです。

i-MY(あいまい)

ここまで読んで頂きありがとうございます。ぜひ他の記事も読んでみてね。

えあにゃん

油絵初めてみてな~。

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