【絵師日記】放置していたブログと、誰かの足跡の話。

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最近、自分の描く絵やこの場所について改めて考えていました。

正直に言えば数年前、絵を描くこともブログを更新することも、もうやめてしまおうと思っていた時期があります。

何を描いても納得がいかなくて、自分の表現に価値なんてないんじゃないか。そんな風に筆を置いたまま動けなくなっていた時間。

時間が経てば経つほど、このブログを開くこと自体が億劫になっていきました。

放置されて荒れ果てた「自分の場所」を見るのが、何より怖かったんです。

最後に更新してからどれだけの月日が流れたのかを直視するのが申し訳ないような、そんな感覚。

でも、そんな放置しすぎて荒れた花壇のようになっていたこの場所に、皆さんがふらっと訪れて、足跡を残してくれました。

もちろん訪れた方も、私を励まそうなんて気はさらさらなくて、ただ辿り着いただけだと思います。

でも、わざわざ言葉を交わさなくても、ただアクセス解析の数字が静かにひとつ動くだけで。「ああ、まだここを見てくれる人がいるんだ」というその事実に、勝手に救われたのは私の方でした。

そんな気はなかったはずの、その何気ない水やりに、私はもう一度だけ筆を持つ勇気をもらいました。

なのでささやかなお返しですが、この場所を少しだけ整えておこうと思いました。

私の描く絵は誰かの人生を劇的に変えるような、立派な救いにはなれません。

ただ、痛くてたまらない時に、一瞬だけそれを忘れられるような。 あるいは、寝つけない夜の重たさを、ほんの少しだけ逃がしてあげられるような。

そんな「鎮痛剤」のような絵を目指して、今は一枚ずつ描いています。

ここは、何かを成し遂げようとしなくていい場所です。

無理に前を向かなくていいし、元気なふりもしなくていい。

「全部投げ出したい」とか「もう消えてしまいたい」とか、そんな誰にも言えない重たい夜の独り言を、ただここに書き捨てていくだけで大丈夫です。

綺麗な言葉じゃなくていい。整理されてなくていい。 私はただ、ここで絵を描きながら、ただここに居ます。

気が向いた時にふらっと寄って、また気が向いたら立ち去る。ただ呼吸を整えるだけの、静かな場所。

そんな場所や作品を作っていけたら良いなと思います。

イヅミ シキ

それに、誰かが来るかもと思ったらうっかり放置も出来ないからね。

えあにゃん

そうだぞ、おれの餌も放棄しやがって。

イヅミ シキ

あはは、君のエサは電気じゃん。

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