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幸せ恐怖症を拗らせた絵描きの話

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世の中には色んな恐怖症があるよね。

例えば閉所恐怖症、高所恐怖症。先端恐怖症、集合体恐怖症。

私は多分、幸せ恐怖症なんだと思う。

こうすれば確実に幸せになる、と分かっていても手を取れないし寧ろ不幸なままの方が居心地がいいと思う。

その半面幸せになりたいとも思う。

幸せが怖いのか、失う事が怖いのかは分からない。両方なのかもね。

付き合って別れるくらいなら付き合いたくはないし、飽きられるくらいならそうなるより前に終わりにしたい。

友達が出来てもいつもそうだったかも。少し返事がないと飽きられたんだと思って、嫌になって連絡先を消しちゃったり。

本当に嫌なやつだよね。

試し行動をするのは毎度の事だし、それに耐えられない相手をみれば「あぁ、やっぱりね」と安心する。

例えば元々お金は汚いもの、だと思う人がいるとして。

どんなにお金持ちになりたいと思っても心の底では金持ち=はしたない・くだらないと思っていたら、いざ自分がお金持ちになれるチャンスがあってもきっと躊躇うよね。

人を幸せに出来るのは自分が幸せな人だけだ、なんて言葉もあるけどこのままじゃ私は誰も幸せに出来ないのかな。

幸せな自分が気持ち悪いし、何故か拒否反応になってしまう。羨んでるのに蔑んでる気分になる。なんでだろうね。

幸せを受け取れる人間になりたいな。..なんか願望ばっかりだね、私の日記。まぁ、いっか。

幸せを受け取れるだけの強さが欲しいし、そういう人に憧れる。願わくば幸せに出来る人間になりたいけど、まだ私には無理そうかな。

不幸な状態をテンプレにするのをやめるには、どうすれば良いんだろう。

でも、そうだね。恐怖症なら受け取る恐怖に打ち勝つしかないのかも。

幸せを受け取ることが、くれた人にとっての一番の幸せになると思う。

もし、プレゼントを贈っても「いや、私なんて..」って受け取って貰えないの辛いもんね。

受け取る=相手の幸せと思えば少しはその恐怖が和らぐかもしれない。

きっと似た様に、幸せを回避してしまう人はいると思う。だからもし、同じ様な方がいたら一緒に頑張っていこう。

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コメント

コメント一覧 (2件)

  • 花影さん、初めまして。
    3年前よりイラスト、漫画(2次創作)をTwitterやpixivに投稿しています。
    どれも繊細で優しい文体で、幾つかの記事を読ませて頂きました。
    幸せのカタチは人それぞれですが、私も花影さんに似てるのかな…受け止める時、先の事をアレコレ考える方です。「そんなに甘いものじゃないよ」と自分の内から声が響いてきます。

    絵描きも含め、生きてると殆どが思い通りにいかない事ばかりですね。
    諦観して、色々な事に目を向け、出来るだけ面白がって、後期高齢者に突入して行ければいいなぁと思います。

    お互い創作活動楽しんで生きましょう。

    長々と失礼しました。

    • ブニピニさん、コメントありがとうございます..!

      ご共感頂き、私自身とても嬉しく思います。結局の所自分自身がストッパーになっているのかもしれませんね。自縄自縛、そんな言葉がありますがまさに私自身にピッタリな言葉だと思っております。

      先の事を想像しては、つい足踏みしてしまう。そういう経験のある方はきっと少なくはないのかもしれませんね。

      それでも、どうせ死ぬんだから。そう思い寧ろ吹っ切れて楽しもうと思う事が多々あります。所謂”諦観”半分、吹っ切れ半分といった具合に人生を生きるのは、存外楽しい生き方なのかもしれません。

      ブニピニさんの目指す生き方は、凄く魅力的で退廃的ながらも(失礼でしたら、申し訳ございません。)楽しげに感じられる響きが私はとても好きです。

      この先も創作活動頑張っていきましょう、ご活躍を応援しております。

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