空想、というと創造的またはクリエイティブ。そんなイメージがあるかもしれない。
私は元々妄想癖、正確に言えば空想がやめられない。
もちろん日常の中で、寝る前や休憩時間など少しの間なら普通かもしれないけれど私の場合、酷い時には6時間以上平気で空想をし続ける。
ちょっと頭がいかれてるのかもしれない。
大抵は漫画の中のキャラになり、推しや他のキャラと絡む妄想。他には3次元の推しや憧れな人と絡む空想。
もちろん、現実の自分より強くて可愛い。そんな妄想。
何度も繰り返し同じシーンを少しづつ変えて妄想したり、場面を変えて空想したりする。
頭の中では楽しいけれど、それはあくまでも私の頭の中だけであって現実は悲惨極まりない。ただ、一人部屋で動きながら話してるだけの異常者。
毎日、やめたいと思っていても癖は中々治らなくてヘビースモーカーがついタバコを吸いたくなるようにふとした瞬間にすぐスイッチが入ってしまう。
ウェブでも色々解決策を探してみたり、自分から質問をネットで上げてみたりしたけれど大抵決まって『空想出来るのは想像力が豊かな証拠』とあまり良い答えには出会えなかった。
どれを見ても、才能。クリエイティブ。あの偉人も妄想好きだった。創造的。空想をやめる必要はない。ストーリーを描くのに役立つ。
だけど、確実に私にとって妄想はマイナスだった。1日6時間も空想に逃げるなら、絵を描いた方が大いに役立つ。そう思うのに空想に入ってしまう。過食とも似てるのかもね。
つい、時間を無駄にしてしまって毎回自己嫌悪に陥る。なのに結局、やめられない。仕事中でも家族といても。
特に一人でいる時はかなりの高確率で妄想の世界に入ってしまう。その他、音楽を聴いている時。pixivやSNSで推しを見た時。絵を描くのが飽きた時。
だから、その条件に当てはまらないようなるべく見る機会や1人になる機会を減らしてはいるけれどやっぱりそれでも効果はあんまりない。
理想に逃げるより現実を変えろ。なんて、言われるかもしれない。実際、自分でも何度もそう思った。
その度にその瞬間だけは空想をやめても、すぐにまた空想に浸る。その繰り返し。めんどくさい事よりも、手っ取り早く楽しい思いを出来るから。
因みにこの記事ではこれっていう解決策はないから、注意してね。私自身模索中といった所。
まるでその世界に実際に入ったかのように、リアルに妄想出来る事や何時間も集中が続くこと。(いわゆる過集中というものかもしれない。)
それを上手く生かしつつ、現実にシフト出来たら良いと思う。実際それが出来てないから困ってるんだけどね。
それでも結局、自分じゃない自分、または漫画や別世界の妄想から生まれるのは結局虚構。だから、いくら妄想したって何も残らない。そう自分を戒める事で少しは変われば良いな。
ここで、こうして書き綴る事でも多少抑止力になったらいいなと思う。
もし、同じ悩みを抱えている方やかつてそうだった方がいたら是非意見を聞かせて貰えたら嬉しい。
少しでも、絵を描く時間が増えるように努力してみつつもしも治ったらその時は改めて記事にしてみるね。
それまでもう少し、現実世界で頑張ってみる。
追記*
解決、とはいかないものの過剰な空想の原因が自分で少し分かってきたように思う。
私はたいてい『すごい自分』の妄想がとても多かったんだけど結局それは『今のダメな自分』から生まれる裏返しのような空想だったと気付いた。
自信のなさやコンプレックスの多さに比例して、空想の中の自分はどんどん『すごいキャラ』になってたんだよね。悲しいことに。
不死身だったり、救世主だったり、何かすごい技があったり。別にそんなものになりたいんじゃなくて。結局、自信のなさを強引に打ち消したい。そんな欲がこうして過剰な空想という結果で表れていたのかも。
よく世間で言われたりするよね。自慢は自信のなさの裏返しって言葉。大きく見せなきゃいけない、と思うから自慢する。そうやって、自分を高い位置に置くことで自己を保つ、とか。
それと、一緒なんだと思う。現実ではなにも出来ないから、『すごいキャラ』として自分を無理やりに肯定する。
妄想をやめるには、『スキルや経験を磨いて本当の自信と肯定を得る』ことなのかもしれない。
幸せな人は、わざわざ幸せ自慢をしないし見せつけたりもしない。だってそんなこと必要ないから。空想も同じだね。本当に、自分が自信を得たらそんなことしなくても済む。
だから改めて、現実世界で頑張ってみるよ。少しでも悪い空想から抜け出せるように。
最後まで読んでくれてありがとう。皆も少しずつ一歩踏み出してみてね。
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