絵というと『才能』といったイメージが大きいと思います。
生まれつきのものって感じもするな~。
絵は才能か?努力か?について個人的な意見とデータを踏まえお話していこうと思います。
この記事はこんな人におすすめ
- データ的に知りたい
- 絵のセンスを磨きたい
- 才能か努力か悩んでいる
絵は才能と努力どっち?
よく2chなどネットでは『絵は天性の才能!』というように言われることが多々あります。
絵は才能←実質正解だよなwwww – – なんか憑かれた速報
結論から言うと、『要領』がかなりの鍵です。
個人的には絵は才能ではなく努力ですね。
しかし、同じ様に努力してもやはり絵の上手い人というのはいます。
そういった人が『天才』と呼ばれたりします。
それは何が違うのかというと先にも述べた通り『要領の良さ』
絵というのは感覚的なものというより結構ばりばり理論の積み上げですよね。
遠近法や色彩理論、解剖学などなど。
個人的に天才と呼ばれる人たち、また絵が上手い、頭が良いといわれる人を観察してみた場合大抵この『要領の良さ』が深く関わっていると思いました。
結局、絵は勉強なんだな。
絵は生まれつきのセンスが大事?
で、あれば元々センスが良い人ってどうなんだろう?と疑問に思いますよね。
『生まれつきのものじゃん!』と思う方もいるかと思います。
じゃあ、センスって何なのかと突き詰めて考えてみると言わば対象者が感じる美や心地よさ、惹かれるものではないかと思います。
もう少しかみ砕いていうと美≠そのものの美しさ=鑑賞者に付随するものではないでしょうか。
つまりそれ自体に美しいという概念はなく、見ている側によって美しいと定義づけられるものではないかと私は思います。
例えば時代によって美は変わりますよね。代表的なのは平安時代の美しさと現代における美しさの違いです。
同様に、同じものを見ても美しいと感じるかどうかは人それぞれではないでしょうか。
つまりはセンスが良い≒時代にあっている(多数派)、自分の好みに合っている。という点。
それを踏まえて考えるとセンスの良さは生まれつきのものではなく、あくまでも価値観によって生み出される相対的なものではないかと私は思います。
ちょっと哲学的な話になってしまいましたね..。
なので、結果的に元々センスが良い人の場合世間的な好みに元々合っていたという可能性が高いです。
逆をいうとセンスの良さはある程度作ることが出来ます。
世間的に好まれている=おしゃれ像に近づく(補正していく)事でセンスの良さが生まれます◎
結論的にセンスの良さというのは、あくまでもそれを『美しい、または良い!』と感じる人がいて初めて成り立つのではというのが私の考えです。
遺伝は関係する?
よく、スポーツ選手の子供は運動神経がいい、頭のいい親の子供は学力が高いなどと言いますよね。
では『絵の場合どうなのか?』という事をデータ的に見て行こうと思います。
実際に遺伝的な要素を調べたこちらの研究結果。
芸術の遺伝的要素は50%とされています。
そして、同様に環境による影響が50%。
『え、半分も遺伝じゃん..』と思った方も多くいると思います。
因みに数学は62%、スポーツは85%、音楽に至っては遺伝的な要素が92%もあるとこの研究では示されています。
とはいえ50%も遺伝ならやっぱ才能じゃないのか?
冒頭でお話しした通り、絵の上手さにはかなり『要領の良さ』が関わってきます。
こちらのグラフの場合、IQの遺伝率は平均50%、青年期初期で66%。
年齢を重ねると共に差が出てくるとされています。
そして、重要なのは芸術においてのデータは『かなり乏しい』というのが現状です。
つまり知能における50%という数字と芸術における50%は厳密にいうと違う、というのが現状らしいです。
というのも芸術的な分野を数字で測るのは中々難しいのでエビデンスが音楽やスポーツに比べかなり少ないということ。
逆に言えばこの50%という数字は曖昧なものであるということがいえます。
結局は環境が重要?
遺伝的な要素の他に環境という大きな要因が関わってきます。
親が画家の子供は絵が上手い(親からの英才教育)、学歴の高い親の子供は知能が高い(学歴による高収入=高水準な教育)など、環境の要因は非常に関わってきます。
スポーツ選手の子供はやはり小さいころからスポーツの教育を受ける事が多いですし、音楽家の子供も幼い頃から習ったり音楽のある環境に慣れ親しんでいますよね。
そういった幼い頃からの環境、という点も画力に関わってきます。
しかし、環境というのは自分で変える事が出来る利点もありますよね。
美術教室やイラストの専門学校に行く、また家で絵を描く環境を整えるだけでもかなり画力のアップに影響します。
家系的に芸術系ではない、幼い頃は絵なんて全然描いてこなかった。要領もあんまりよくない、という場合でも環境次第でがらりと変わることはよくあります。
実際、私も上の特徴の典型例ですね..。
特に身近な所から絵を描きやすい環境を作ってみるというのは大事です◎
得意不得意は関係する?
得意不得意は実際関係があります。
遺伝的な要素やセンス、環境といった状況以外に関わってくるのが性格と好みです。
例えば緻密な絵を描くのが好きだけど性格が大雑把という場合、基本的に不向きという結果になりやすいです。
よく絵柄と好みが一致しないという方が多くいますがそういった例もありますね。
逆に描きたいものと性格や気質が一致しているとその分相乗効果で画力は伸びやすいです。
なので、ある程度自身の性格や気質を把握して絵の描き方を変えるというのも人によっては必要かもしれません。
正しい努力によって天才を超える事が出来る
ここでいう天才とは『英才教育を受けている(親や家族が画家や美術の先生)、要領がいい、センスが良い。』といったパターン。
こういった天才を超えるのは難しい..と感じるかもしれません。
しかし、努力と環境の2つで絵はかなり上達します。
結局努力が一番だな~。
個人的に絵においての一番の才能は、『絵を好きで居続ける事』そして『努力が出来る事』だと思います。
とはいえよく神絵師がいう『沢山描け』と『ただ描くだけじゃ意味ない』という言葉。
ただがむしゃらに絵を描くのではなく正しい努力をする事が一番の上達です。
沢山描くことの意味や上達についてをまとめた記事はこちら。
もし、気になる方はぜひ読んでみてくださいね。
まとめ
絵は才能..ではなく自分で変える事の出来る努力や環境に焦点を当てる事が重要です。
そして量の中に質を見出していくのがとても大事だと思います◎
絵の上達は中々直ぐにはいきませんが、正しい努力を地道に重ねる事でどんどん伸びていくので少しずつ頑張っていきましょう。
ここまで読んで頂きありがとうございます。ぜひ他の記事も読んでみてね。
頑張っていこうぜ~。
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