【美術】イラスト上達に美術を学ぶ必要はある?

絵画とイラスト、似ているようでちょっと違う美術作品です。

特に学問という点において、小難しさを感じさせる美術。および美術史。

今回は、最近イラストを描き始めたばかりだけど『美術って学ぶ必要があるの?』といった方に向けた記事です。

この記事はこんな人におすすめ

  • 美術を学ぶか迷っている
  • 美術史が苦手
  • 美術を勉強する必要があるか知りたい
目次

イラストと絵画に分けて考えてみる

一応それらしい定義はありますがより感覚的に。そして、現代的な分類をしてみるとこんな感じ。

ざっくり定義
  • 画家の作品
  • 鑑賞や投資としての役割も
  • 美術的な価値が強い

例えば、依頼主の顔をイラストで描いても肖像画というよりは”似顔絵“と呼ぶ場合が多いですよね。

また、画家とイラストレーターなど描く絵の種類により呼び方の違いも。

i-MY(あいまい)

しかし、最近はイラストとアートの境目は時代と共に段々なくなってきています

特に日本人に人気のミュシャですが、どちらの要素も持っていますよね。

最近では油彩を模した厚塗りのイラストが流行り、グリザイユ画法なども取り入れられています。

こういったように境目は非常に曖昧です..。

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そこで、今回の本題。

イラスト上達に美術を学ぶ必要はあるのか?

えあにゃん

こっから話していくぞ〜。

学問としての美術は必要?

まず、学問としての美術とは?という話ですね。

ざっくりポイント
  • 象徴主義やキュビズムなどの新たな画法の起こりや経緯
  • ゴッホやモネといった画家達の経歴や作品への理解
  • 画法や手法の学び

これまでに起こった様々な変遷や描かれた絵画の裏側などなど。

技術というより、あくまでも知識をメインにしたものが一般的です。

絵画を見る際に役立つ知識や教養、そういった形で還元される学問だと覚えると良いかも知れません。

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なので、作る側より観る側の為の学問とも言えるかもしれませんね。

ゴッホやピカソって学ばなきゃダメ?

とはいえ、巨匠は巨匠

芸術のトップとして君臨するミケランジェロやダ・ヴィンチ、ピカソやゴッホなどの画家達。

学ぶ必要があるんじゃないの?と思うかもしれません。

結論、不要です。

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その理由について説明していこうと思います◎

余り重要じゃない理由

学ぶ必要がない理由
  • 技術よりも知識がメインだから
  • 歴史的な意味合いが強いから
  • 実際に応用しにくいから

技術よりも知識がメイン

画材の知識から始まり、画法や手法などの理解などに繋がります。

極端な話、”イラスト”においてフレスコやテンペラ画などの知識は余り役に立ちにくいですよね。

特にデジタルで描いている場合、個人的に殆ど必要ないのでは..と感じました。

正直、なくても全然問題ないです◎

歴史的な意味合いが強いから

歴史の教科書は、○○がどこで何をして18××年に何をした。というような話をしますよね。

そして、美術にも美術史というものがあります

どこでどんな芸術運動や画法が生まれ、どう変わっていったのか。そして、どんな作品がいつ生まれたのかなど。

モネやゴッホがどういう生涯だったのか、またどこで描かれたのか。

そういった知識は、描くという面においてそれほど重要ではないと個人的には感じました

実際に応用しにくいから

特にデジタルで描いている場合や線の主張が強い作品の場合、中々応用が効かせにくい場合が多いです。

そして、絵画作品特有の意味不明さ。

名画と呼ばれる中には相当多くの”一般的に変な絵”も数多くあります。

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デジタルイラストは基本美麗で、綺麗さを求める傾向が強いかと思います。

それ故に、却って応用がしにくいかもしれません。

その詳しい理由としては、以下の二つがメインです。

  • 時代が違うからこその感覚の違い
  • 依頼主による目的の違い
  • 絵柄などの違い

やはり、感覚の違いというのはとても大きいと思います。

そして、用途やモチーフの違い。

特に昔は貴族や宮廷など高い地位に就く人々が画家に依頼して描かせた絵画。

時代が移り変わると共に、段々と描く対象も神や貴族から庶民、そして挿絵や表紙など二次元(=キャラクター性の強いイラスト)へと変わってきました。

ディエゴ・ロドリゲス・デ・シルバ・イ・ベラスケス
「青いドレスの王女マルガリータ
AI生成作品

故に、絵画作品を学んでも絵柄などが参考にしにくいという点があります

えあにゃん

え、AIかわいいな..(ごくり)

美術を学ぶメリットは?

美術を学ぶ必要性は必ずしもない..とはいえメリットももちろん存在します。

メリットとは?
  • 流行りを学べる
  • 型にハマらない絵で殻を打ち破る
  • 美術館や展示会をより楽しめる

流行りって結構、繰り返したりしますよね。最近では昭和ブームやレトロブームなど。

絵においても昔流行ったものが、また再び流行ったり再評価される。ということがよくあります。

温故知新とはよくいいますが、古きを知って新しきを知る。

これにより、新たなアイディアの発見が生まれるかもしれません。

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そして、なんと言っても絵画の自由さ。

アメデオ・モディリアーニ 「ジャンヌ・エビュテルヌ」 (1919)
えあにゃん

今の感覚で言うとかなり不気味だな。

美術館に行くとこういった絵が沢山あり、いい意味で『何でもあり』と思う事が出来ます

また、展示会などでも絵画の見方を学ぶとより一層楽しめる事が出来てもっと絵が好きになるかもしれませんね◎

まとめ:美術を学ぶと視野が広がる

学ぶ必要は高くない、とはいえ美術を学ぶとより芸術を深く知ることが出来ます。

その他、美術史などを学んでみたい!と思った方におすすめの本をまとめた記事をアップしていくのでそちらもお楽しみに。

i-MY(あいまい)

ここまで読んで頂きありがとうございます。ぜひ他の記事も読んでみてね。

えあにゃん

イラスト頑張れよ〜。

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